ある40代の男性会員さまとのカウンセリングでのお話です。
彼には、今とても大切に思っている仮交際中の女性がいました。
けれど、彼女の中には日々の生活の中で葛藤があり、真剣交際に進む決心がつかずにいました。
そんな状況でも、男性はこうおっしゃったのです。
「それでも、自分の気持ちはきちんと伝えたい。」
普段は想いを言葉にするのが得意ではない彼でしたが、
私は「手紙を書いてみませんか?」と提案しました。
LINEや会話で気持ちを伝えることももちろん大切ですが、
“手紙”には、その場の感情ではなく、言葉をじっくり選び、心と向き合う時間があります。
だからこそ、時にそれは人の心を静かに動かす力になるのです。
彼は時間をかけて、言葉を整理し、自分の気持ちに正直に向き合いながら手紙を書きました。
私がしたのは、その気持ちがきちんと届くように寄り添い、形にするお手伝いをしただけです。
未来は誰にもわかりません。
その手紙がふたりを結びつけるかもしれないし、別々の道に進むことになるかもしれません。
それでも、
「何もせずに後悔するよりも、自分の想いを伝えて前に進みたい」
という彼の姿はとても誠実で、私は心から尊敬しました。
結婚はゴールではなく、“信頼関係を築く旅”のスタート。
一人では勇気が出ないときも、誰かのサポートがあれば、一歩踏み出すことができます。
そんなサポートを、心を込めてお手伝いしていきます。
いつも頼ってくださりありがとうございます。
